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Magic Chaptersのキャラクターには、ひとつの顔だけでは語れない人物がいます。回想では20歳、現在は40歳。昼はおとなしい会計士でも、夜は仮面をつけた自警団員。誰にも気づかれない変装でパーティーに現れることも。キャラクターのバージョンを使えば、こうした姿をひとりのキャラクターにまとめたまま、外見や性格、人間関係をそれぞれ設定し、章を書くたびに合う姿を選べます。

このガイドでは、バージョンの仕組みから作成・編集方法、ストーリー作成画面での選び方、複製を使うべき場面まで紹介します。

バージョンとは

バージョンは、同じキャラクターの異なる姿です。名前を共有し、ひとつのキャラクターとしてまとまっています。一方、外見や性格、背景、ポートレート、声、人間関係はバージョンごとに設定できます。

バージョンのうち、ひとつは必ずメインになります。キャラクター一覧に表示され、ストーリーでキャラクターを選ぶ際に最初に提示されるのがメインです。ほかのバージョンもワンクリックで開けます。

各バージョンには、区別するためのバージョン名を付けます。たとえば「オリジナル」「若い頃」「潜入中」など。表示されるときは「エレナ(若い頃)」のように名前の横に付きます。

バージョンの活用例

同じ人物を違う姿で描きたいなら、バージョンが便利です。たとえば、こんな使い方があります。

  • 年齢の違い。回想用の「若い頃」と現代用の「年を重ねた姿」。外見だけでなく、自信の持ち方や歩んできた道もそれぞれ設定できます。
  • 秘密の顔。普段の姿と、もうひとつの顔。自警団員としての姿には別の服装や話し方を設定し、昼の姿を知る人物とのつながりを持たせないこともできます。
  • 偽名や変装。偽名で自己紹介する潜入捜査官なら、「背景」欄には本当の過去ではなく、潜入用の経歴を書けます。
  • 変身。人間の姿と狼の姿、人間だった頃と吸血鬼になった後、ある事故を境に変わった人物の前と後など。
  • 別の時間軸。現代の都市と中世の王国にいる同じ人物や、別の選択をした世界線の姿など。
  • 気分や役割の違い。職場では厳しい上司、家ではくつろいだパートナー。あるいは裏切りを経て冷笑的になった姿も。
  • 見た目の違い。新しい髪型、結婚式の装い、祭りの衣装などを別バージョンにしておけば、場面に合ったポートレートを使えます。

バージョンの作り方

  1. キャラクターを開き、バージョンを追加したいキャラクターをクリックします。
  2. キャラクターページのサイドバーにあるバージョン欄で、新しいバージョンを追加をクリックします。編集ページのキャラクターの操作から新しいバージョンを作成を選ぶこともできます。
  3. 新しいバージョンには、詳細情報、ポートレート、声、ライティングパック、人間関係がすべて引き継がれます。作成後はすぐに編集ページが開きます。
  4. 基本情報セクションのバージョンを開き、バージョン名を自動設定された「バージョン2」から「若い頃」などの分かりやすい名前に変更します。
  5. このバージョンで変えたい項目を編集し、バージョンを保存をクリックします。

最初のバージョンには、初期設定で「オリジナル」という名前が付きます。名前はそのバージョンの編集ページからいつでも変更できます。

バージョンごとに変えられるもの

各バージョンには専用の編集ページがあり、作成後に変更した内容がほかのバージョンへ同期されることはありません。変更できる項目は次のとおりです。

  • 外見。年齢、髪、体型、外見の説明など。「年を重ねた姿」には白髪や傷跡があっても、「若い頃」にはまだない、といった設定ができます。
  • 性格と背景。動機、恐れ、好き嫌い、これまでの出来事など。普段は内気でも、もうひとつの顔では冷酷な人物にできます。
  • 人間関係。キャラクター、場所、アイテム、社会集団との関係は作成時にコピーされ、その後は自由に変更できます。「若い頃」は師匠の弟子でも、「年を重ねた姿」ではブドウ園の持ち主で、師匠はすでに故人かもしれません。変装中のバージョンから関係をすべて外せば、その場の誰にも正体を知られていない状態にできます。
  • ポートレート。バージョンごとに用意すると、イラストに合った顔や年齢、服装を反映できます。詳しくはイラストでキャラクターの一貫性を保つ方法をご覧ください。
  • 声。音声ナレーションの声と速度も、バージョンごとに設定できます。詳しくは音声ナレーションの使い方をご覧ください。
  • ライティングパック。メインとは別のパックに所属させることもできます。たとえば「中世」バージョンだけをファンタジー用のパックに入れられます。

名前は共通のものとして扱われます。ひとつのバージョンで名前を変えたら、ほかも同じ名前にしてください。揃っていないと、AIが別人として扱ってしまいます。

執筆時にバージョンを選ぶ

ストーリー作成画面では、複数のバージョンがあるキャラクターのカードにバージョンの選択メニューが表示されます。その章で使うものを選ぶと、カードのポートレート、年齢、外見が切り替わります。キャラクターも同時に選択されるため、別途チェックを入れる必要はありません。

選択メニューを操作しなければ、メインのバージョンが使われます。章を再生成するときにも選べるので、最初からやり直さずに別のバージョンで場面を書き直せます。

選んだバージョンの設定をAIが執筆時に読み込み、キャラクターの一貫性を保つイラストにはそのポートレート、ナレーションにはその声が使われます。章のほかの要素は変わりません。

例:第1章では「エレナ(若い頃)」を使い、村を離れた夏を回想します。第2章では選択メニューを「エレナ(オリジナル)」に切り替え、20年後の現在へ。同じ名前のまま、顔も過去も人間関係も変わったエレナを描けます。

バージョンの管理

  • バージョンを切り替える。編集ページのバージョン欄とキャラクターページのバージョン欄には、すべてのバージョンが並びます。メインには星印とメインのバッジが付きます。開きたいものをクリックしてください。
  • メインを変更する。変更先のバージョンを開き、バージョン欄またはキャラクターの操作にあるこのバージョンをメインにするをクリックします。以後、キャラクター一覧にはその姿が表示され、ストーリー作成画面でも最初の候補になります。物語が進んで「年を重ねた姿」を標準にしたいときに便利です。
  • バージョンを削除する。キャラクターの操作からバージョンを削除をクリックします。削除されるのはそのバージョンだけです。ほかのバージョンには影響せず、生成済みのポートレートも画像ギャラリーに残ります。メインを削除した場合は、残っている中で最も古いバージョンがメインになります。
  • バージョンをアーカイブする。プレミアムアカウントなら、削除せずにアーカイブしてストーリー作成画面から非表示にできます。バージョン一覧にはアーカイブ済みのバッジ付きで残ります。
  • キャラクター一覧で数を確認する。複数のバージョンがあるキャラクターのカードには「2バージョン」のようなバッジが付き、ひと目で分かります。

無料アカウントの上限は2キャラクターで、各バージョンも1キャラクターとして数えられます。プレミアムアカウントに上限はありません。

バージョンと複製、どちらを使う?

編集ページには複製ボタンもあります。どちらも既存のキャラクターをコピーして作りますが、用途は異なります。

同じ人物ならバージョンを使う。名前も本人も同じで、状態や年齢、見た目、役割だけが違う場合です。ひとつにまとまり、一覧にはメインだけが表示されます。ストーリー作成画面のバージョン選択メニューで切り替えられます。

別の人物なら複製を使う。複製すると、「名前(コピー)」という独立したキャラクターができます。キャラクター一覧に個別に表示され、人間関係や元のキャラクターとの紐付けはありません。よく練った探偵を複製して名前や設定を変えれば、フォームを一から埋めずに相棒やライバルを作れます。

迷ったら、同じ物語の中で入れ替えて使いたいかどうかで判断しましょう。入れ替えるならバージョン、別人として同じ場面に登場できるなら複製です。

ヒント

  • 違いが分かる名前を付ける。「バージョン2」よりも「若い頃」「狼の姿」「潜入中」のほうが、選択メニューで迷いません。
  • 違いは「背景」欄に書く。「まだマルコに会っていない。父親が生きていると信じている」と書けば、この姿の本人が何を知り、何を知らないかがAIに伝わります。
  • バージョンごとにポートレートを用意する。そうしないと、「年を重ねた姿」のイラストにも「若い頃」の顔が使われます。
  • 人間関係を確認する。作成元からコピーされるため、まだ出会っていない相手や、すでに縁が切れた相手との関係は削除しましょう。ライティングパックの関係図では、バージョンごとのつながりを確認できます。詳しくはライティングパックで人間関係を可視化する方法をご覧ください。

最後にひとつ

まずはよく使うキャラクターをひとり選び、年齢など、違いがはっきりしたバージョンをひとつ作ってみましょう。それぞれで一章ずつ書き比べると、AIが設定をどう反映するかが分かり、バージョンを活用できる場面も見えてきます。