AI

文体とは、Magic ChaptersでAIが章を書くときに手本にする、名前の付いた文章の語り口です。筋書きや世界観ではなく、文のリズム、言葉選び、情景描写、登場人物の話し方を決めます。

文体のページで文体を作成・インストールし、物語の作成フォームで章ごとに一つ選びます。このガイドでは、作り方からインストール先、執筆時の使い方、共有方法まで紹介します。

文体に含まれるもの

  • 名前と言語:その文体で使う言語です。ライブラリでは言語で絞り込めます。
  • 短い説明:自分の一覧やライブラリに表示される、1~2文の紹介文です。
  • タグ:「ミニマル」「詩的」「ダーク」「テンポが速い」など、文体の特徴がわかるラベルを最大5個付けられます。
  • 文体の指示:AIがその文体で書くときに従うルールです。文章の仕上がりを左右する部分です。
  • 文章サンプル:その文体で書いた短い文章です(任意)。プレビューとして表示され、AIが語り口やリズムの参考にします。

文体を作る3つの方法

新しい文体を作成を開き、作り方を選びます。

1. 文章から作る

章のお手本にしたい文章を2~3段落貼り付けます。AIが文のリズム、言葉選び、情景描写、会話を読み取り、文体の指示、説明文、タグ、オリジナルの文章サンプルを作成します。

自分で書いたお気に入りの文章など、すでにお手本があるときに便利です。貼り付けるのは使用する権利のある文章だけにしてください。著作権で保護された本のページを転載してはいけません。自分の本をプラットフォームに持ち込む場合は、自分の本をアップロードする方法で、この作業を行うタイミングを確認できます。

2. 説明から作る

「エドガー・アラン・ポー」や「短い文、乾いたユーモア」のように、作家名、ジャンル、求める特徴を入力します。AIが文体を一式作成します。著名な作家や文学運動を挙げると、特に良い結果が得られます。

3. 手動で作る

文体のルールを自分で書きます。どんな文章にしたいかが明確なときに最適です。筋書きではなく文章の書き方を、命令形で指定してください。

短い言い切りの文で書く。形容詞より、具体的な名詞と力強い動詞を使う。感情を直接言葉にせず、沈黙やしぐさで伝える。会話は控えめに、自然な言葉で書く。

AIを使う2つの方法は、1日あたりのAI作成回数にカウントされます。無料アカウントは1日1回、プレミアムアカウントは20回まで。手動作成なら、いつでも無料で回数制限はありません。

どの方法で作っても、後からすべての項目を編集できます。文体はすべて利用規定に照らしてチェックされ、問題があると判断された場合は、修正するまで使えません。

文体を使える場所

文体の作成フォームにある利用可能な場所では、インストール先を選びます。

  • すべての物語:自分が書くすべての物語で使えます。
  • 特定のライティングパック:チェックを入れたパックの章でのみ使えます。作品ごとに独自の語り口を持たせたいときに便利です。
  • どこにもインストールしない:一覧には残りますが、執筆時の選択肢には表示されません。不要になった文体を使わないようにするときも、この設定を選びます。

インストール済みの文体タブには、現在使える文体が一覧表示されます。すべての物語向けとライティングパック向けで絞り込むこともできます。パックが登場人物、プラグイン、文体の適用範囲をどう決めるかは、ライティングパックの使い方をご覧ください。

ライブラリから文体をインストールする

ライブラリには、著作権保護期間が終了した作家や文学運動をもとに、プラットフォームが提供する文体があります。文体を開いて説明、タグ、文章サンプルを確認し、インストール先を選んでください。自分で作成していない文体は編集できません。変更したい場合は複製して、自分専用のコピーを作れます。

章を書くときに文体を使う

物語の作成フォームでは、文体の項目が章の長さ、物語の時制、語りの視点の隣にあります。インストール済みの文体は自分の文体とライブラリからに分けて表示されます。項目の横にある情報ボタンを押すと、選んだ文体のタグ、説明、文章サンプルを確認できます。

  • 文体は章ごとに一つ。一つの章は一つの語り口で書かれます。ほかの設定に沿った標準の文章にしたい場合は、デフォルトを選んでください。
  • 次の章にも引き継がれます。物語の続きを書くときは、前の章の文体が最初から選ばれています。章ごとに変更でき、再生成のダイアログでも選び直せます。
  • 新しい章だけに適用されます。文体をインストール、変更、削除しても、すでに書いた章は書き換わりません。
  • 文体の指示が優先されます。文体の指示は、一般的な文章の指針より優先するという注記とともに執筆指示に加えられます。そのため、言語の複雑さを高く設定しても、簡潔な文体は簡潔なままです。詳しくは物語の言語の複雑さを調整するをご覧ください。

文体とプラグイン

どちらも章に指示を加える機能です。それぞれの得意分野に合わせて使い分けましょう。

  • 文体は語り口を決めるもの:文のリズム、言葉選び、情景描写、会話を整えます。章ごとに一つ選び、選ぶ前に文章サンプルを読めます。
  • プラグインはルールを決めるもの:世界観、避けるべきこと、登場人物の振る舞い、AIに覚えておいてほしいことなどを指定します。複数を同時に有効にできます。

以前、ストーリー生成プラグインとして文体を作ったなら、その指示を文体に移しましょう。文章サンプルで仕上がりを確認でき、ライブラリも使えます。ほかのプラグインのルールと競合させずに、章ごとに一つ選べるようになります。プラグインならではの活用法は、プラグインの使い方をご覧ください。

文体をより良くするコツ

  • 具体的に書く。「もっと感情的に」では曖昧です。「感情はしぐさや間で表現し、気持ちを直接言葉にしない」なら、AIが従えるルールになります。
  • 一つの文体に一つの語り口。軽妙な掛け合いとゴシック調の文章を一つに詰め込まず、別々に作って章に合うほうを選びましょう。
  • 文章サンプルを添える。その文体で書いた数文は、長いルールの一覧よりAIの参考になります。自分も選んだ文体をひと目で確認できます。
  • オリジナルの文章にする。出版された作家の書き方を説明するのは構いませんが、その作品の文章をサンプルとして貼り付けないでください。自分の言葉か、著作権保護期間が終了した文章を使いましょう。
  • 試して磨く。章を書いて読み返し、指示を調整しましょう。変更は次に書く章から反映されます。

最後にもう一つ:まずはライブラリから文体を一つ選んで章を書き、デフォルトで書いた章と比べてみましょう。違いをつかめたら、自分だけの文体を作ってみてください。