AI

Magic Chapters が章を書き終えるたびに、別のAIがその内容を読み、あなたのライブラリにまだない人物や場所を探します。見つかった新しいものは、詳しいプロフィール付きでキャラクターやロケーションとして保存されるため、次に登場したときも同じ見た目で、同じように振る舞えます。

このガイドでは、何が抽出されるのか、なぜ一部の名前がスキップされるのか、重複を防ぐ方法、そして大事な人物や場所をきちんと拾わせるコツを説明します。

どこで確認できるか

抽出は初期設定でオンになっています。コンテンツ設定 → 詳細の自動抽出セクションで、キャラクターとロケーションを別々にオフにできます。

抽出された項目は、キャラクターページとロケーションページのAI生成タブに表示されます。それぞれ、元になったストーリーに紐づけられます。そのストーリーに Writing Pack がある場合は、そちらにも紐づきます。項目を開くと、該当章へ戻れる初登場リンクを確認できます。

抽出は章の完成後にバックグラウンドで実行されます。新しい項目が表示されるまで、少し時間がかかることがあります。

抽出されるもの

キャラクター

キャラクターとして扱われるのは、その章に登場し、行動する・話す・話しかけられる、名前のある個人です。人間だけでなく、吸血鬼、アンドロイド、しゃべるドラゴンのように、自分の意思を持つ人外の存在も含まれます。

プロフィールは、その章に書かれている情報だけをもとに作られます。外見、性格、役割に加え、章内で描かれていれば背景、能力、弱点、動機も含まれます。ポートレートは自動で生成されます。

キャラクターとして抽出されないもの:

  • 名前のない人物。「ウェイトレス」や「バーにいる男」には保存できる名前がありません。残しておきたい場合は、Prompt内で名前を付けてください。
  • 集団。「警備員たち」「双子」「ヘンダーソン家」は、ひとりのキャラクターにはなりません。メンバーのひとりに名前があり、個別に行動している場合は、その人物が抽出されます。
  • 話さない動物。ペットや馬などは、名前があってもキャラクターとしては抽出されません。
  • 軽く言及されただけの人物。その場面にいない人物は対象外です。話題には出ても実際に登場しない人物は、登場するまでスキップされます。
  • 人名のように見える場所や組織。舞台として描写されている場合は、キャラクターではなくロケーションとして扱われます。
  • 18歳未満の人物。未成年はキャラクターとして保存されません。

場所

ロケーションとは、場面が起きる場所、または読者が思い描けるだけの描写がある場所です。部屋、建物、会場、屋外、町、地域、あるいはヨットや列車の客車のように内部が舞台になる乗り物も含まれます。

プロフィールには、説明、雰囲気、目立つ特徴、章内で触れられていれば歴史も含まれます。サムネイルは自動で生成されます。

ロケーションとして抽出されないもの:

  • 物や家具。ベッド、ソファ、車は場所ではなく物です。それが置かれている部屋がロケーションになります。
  • 曖昧な言及。「街」「繁華街のどこか」「通り過ぎた公園」だけでは、説明する材料がありません。その中にある名前付きのカフェのような具体的な場所なら、抽出できます。
  • 組織やイベント。会社、派閥、祝賀会は場所ではありません。ただし、その建物や会場が章内で描かれている場合はロケーションになります。

重複を防ぐ仕組み

何かが保存される前に、AIにはそのストーリーにすでに存在するキャラクターとロケーションの一覧が渡されます。ニックネームや別名も一緒です。短縮名、姓、肩書き、明らかな表記ゆれは同じ項目として扱うよう指示されています。さらに、すべての候補名はあなたのライブラリとも再度照合されるため、「Sam」は「Samantha Reyes」に、「the cabin of Theo」は「the cabin of Theo and Mira」に、あなたが何もしなくても一致します。

ストーリーが Writing Pack に属している場合、候補はそのパック内のキャラクターやロケーションと照合されます。そうでない場合は、あなたのライブラリ全体と照合されます。

それでも重複ができる場合

重複は、章内で使われた名前と保存済みの名前に共通する単語がないときに起こります。たとえば「Alexandra Petrova」として保存されたキャラクターが、章全体で「Sasha」と呼ばれている場合、ふたつの名前を結びつける手がかりがないため、別キャラクターとして戻ってくることがあります。

対処法は、別の名前をAIに教えることです。

  • キャラクターにはニックネーム欄があります。そのキャラクターが呼ばれる名前を、たとえば「Sasha, Lexi」のようにカンマ区切りで追加してください。
  • ロケーションには別名欄があります。ニックネーム、短縮名、別言語での名前などを追加できます。たとえば「Blackwater Hall」に対して「The Manor」を入れます。

文法上の言い換えまで追加する必要はありません。「Lena's studio」「the studio of Lena」「Lena's place」は、すでに「Lena's studio」というロケーションに一致します。

ニックネームや別名は具体的にしてください。「ボス」や「家」のような汎用的な名前を入れると、AIはあなたのストーリーに出てくるすべてのボスや家をその項目だと見なしてしまい、新しい項目が作られなくなります。

すでに重複が作られている場合は、残したい項目に使える詳細を統合し、追加の名前をニックネームまたは別名に入れてから、コピーのほうを削除またはアーカイブしてください。

確実に抽出させるには

  • Prompt内で名前を出す。「ぶどう園のオーナーであるLenaが門で彼を出迎える」と書けば、AIには保存すべき名前が渡ります。「オーナーが彼を出迎える」だけでは不十分です。人物や場所の名付けについて詳しくは、ストーリーPromptの書き方をご覧ください。
  • 何か行動させる。キャラクターは、場面内で行動する、話す、または話しかけられると保存されます。場所は、そこで場面が起きるか、章内で描写されると保存されます。
  • 少しだけ詳細を足す。章内に説明がないロケーションは、ただの言及として扱われます。見た目や空気感を一文入れるだけで十分です。
  • トグルを確認する。抽出は、コンテンツ設定 → 詳細でキャラクターとロケーションを別々にオフにできます。
  • 上限を確認する。無料アカウントではキャラクターを2件、ロケーションを1件まで保存できます。ライブラリがいっぱいになると抽出は停止します。Premiumアカウントにはライブラリ上限がなく、1章につき新しいキャラクターを最大10件、ロケーションを最大3件まで抽出できます。
  • 自分で作成する。大事なキャラクターやロケーションなら、書き始める前に手動で作っておくのがいちばん確実です。そうすればAIは推測ではなく、あなたが用意したプロフィールを使います。

抽出後にすること

抽出された項目は、あくまで初稿です。開いて、年齢、髪の色、物語での役割など、章内で曖昧だった部分を直してください。一度保存されると、そのプロフィールは以後のすべての章でAIが参照する情報になります。数分の編集が、物語全体に効いてきます。詳しくはWriting Packs の使い方をご覧ください。

不要な項目は、AI生成タブからアーカイブまたは削除できます。アーカイブすると、データは残したまま一覧には表示されなくなります。

キャラクターやロケーションの描写が章ごとにずれてしまう場合は、トラブルシューティングガイドをご覧ください。

最後にひとつ

章の完成後にキャラクターやロケーションが見つからない場合、もっとも多い原因は、その章で名前が使われていないことです。次のPromptに名前を入れておけば、再登場したタイミングで抽出されます。